StaxはWorkshopの中では最もコントロール寄りなので、とにかく相手に強制的に待ってもらう必要があります。もちろん、Lodestone Golemによる簡単な雑ビートもできますが、基本は相手を強制的にマナスクリューさせてからゆっくり勝つことを目指します。

Business (34)
4 Chalice of the Void 0~2を止めれば、相手の展開を大幅に妨害できるので、4枚使用。
4 Sphere of Resistance 会場でもいくつか聞かれたのが、Thorn of Amethystでないということでした。こちらにしているのは、自分のクリーチャーを出しやすい利点よりも、相手のクリーチャーも出しやすい欠点をより重く見たためです。
1 Trinisphere Turn1に先置きしたらミラーとDredge以外Easy Gameです。
4 Tangle Wire 擬似Time Walk、Mana Short、攻撃を通す・・・等、戦場のパーマネントがそれほど多く並ばないVintageでは非常に有効に機能します。
3 Crucible of Worlds コントロール寄りなので、相手に強制的に待ってもらうために簡単な方法は、強制的に土地事故してもらうことです。2枚以上引いてもうれしくないので3枚としています。
3 Smokestack デッキ名でもあり、非常に古典的な煙突鉄線はめのキーカードです。ただ、1回置いてカウンターを増やせば、大抵ゲームが終わるので3枚としています。
3 Phyrexian Revoker Dack Faydenを始め、強力な起動型能力が多いものの、Vintageはクリーチャーの単純なパワーはそれほどでもないので、1枚ずつ丁寧に無力化していきます。サイドボードから4枚目になることもあります。逆にOathの場合、Griselbrandを無力化して喜んでいる場合ではないので抜きます。

2 Hangarback Walker オリジンのカードは当初何もないかと思っていたのは大ミスでした。このカードは、Swords to Plowshares, Energy Flux, Planeswalkers以外の除去に対して耐性があり、もちろんSmokestackと組み合わせも強力です。序盤の壁・中盤以降のフィニッシャーのどちらにも使えます。 とはいえ、コントロール寄りのこのデッキでは、カード単体に相手の戦場を遅くする能力がないので、2枚とWorkshopの中では少なめの枚数としました。
3 Phyrexian Metamorph 大体のアーティファクトは、重ね張りをすることでより強力になります。また、限定的ながらも相手のフィニッシャーへの対策、自殺させることによる対Bridge from Belowにもなります。 メインは3ですが、コピーが重要な同系、Oath、自殺できるDredgeでは4枚にします。
4 Lodestone Golem 印刷済み
2 Wurmcoil Engine Workshopの6マナ圏には、他にTriskelionとSteel Hellkiteがいます。サイドボード後は更にDuplicantも入ります。その中でこのクリーチャーとしたのは、Deathtouchがあり、Blightsteel Colossus以外の地上クリーチャー全てに対応できるのと、Lifelinkがあるので、そうそうダメージレースで負けないということです。
1 The Tabernacle at Pendrell Vale Vintageでも、クリーチャーデッキが増えてきています。色々な対クリーチャーカードがありますが、大抵はそれの対策カードが普通に使われます。それらに対し、土地で対策すると、対策への対策はWastelandしかなくなります。置いて、相手にクリーチャーを維持してドローコンバットゴーか、クリーチャーをあきらめるのかの択を強要します。

Mana Sources (26)

1 Black Lotus 印刷済み
1 Mox Emerald 印刷済み
1 Mox Jet 印刷済み
1 Mox Pearl 印刷済み
1 Mox Ruby 印刷済み
1 Mox Sapphire 印刷済み
1 Sol Ring 印刷済み
1 Tolarian Academy 印刷済み
4 Mishra’s Workshop 印刷済み
3 Ancient Tomb 多くのWorkshopでは、ここも4としているのですが、今回は、1枚使用の土地が多いのと、ダメージを受けるデメリットをより重く見て3にしました。あとは、厳密に計算はしていませんが、デッキのほとんどのカードが4マナ以下なので、1マナの土地でもなんとかマナが確保できるというのもあります。
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth ダメージを受けるAncient Tombや、マナの出ないThe Tabernacle at Pendrell Valeからもマナが出るほか、もし相手がEnergy Fluxを置いてきても、これを置くことにより、Mishra’s Workshopからもマナが出るようになって、最も重要なアーティファクト2枚くらいまでは維持できるようになります。
1 Cavern of Souls 今のVintageは、Force of Willしか対Shopの確定カウンターがない(めったにSteel Sabotageはこない)し、そのカウンターを更にクリーチャーに使用する頻度は更に下がります。そのため、1枚だけにしています。クリーチャー重視のShopであれば増えるでしょう。
1 Buried Ruin Crucible of Worldsをメインから使うことにしたので、除去されたり、煙突のコストにしたものの再利用を狙っています。サブプラン程度の扱いなので、1枚としています。
2 Mishra’s Factory 追加の打点兼、Crucible of Worldsと併用しての無限ブロッカーです。3枚4枚出来れば入れたいのですが、他の土地とのバランスの結果2枚としました。
1 Strip Mine 印刷済み
4 Wasteland 印刷済み
1 Ghost Quarter 相手に待ってもらうための追加のStrip Mineです。この環境はせいぜい3枚程度までしか基本地形がないので、そのうちStrip Mineと同じになります。

Sideboard (15)
1 Phyrexian Metamorph 4枚必要な相手の時の追加
1 Phyrexian Revoker 4枚必要な相手の時の追加
1 The Tabernacle at Pendrell Vale 対Young Pyromancer、Mentor、Dredgeの時の追加
4 Grafdigger’s Cage 対Oath・Dredgeの基本的なカードです。ちなみに最近はこれを見越して、OathなどはMental Misstepをサイドアウトしないという選択肢もずいぶん増えてきています。
2 Dismember 対Shop、Mentor、Fishなどでの除去です。ここをDuplicantやSteel Hellkiteにするという検討もしましたが、Dismemberでないと間に合わない場面が多かったのでこれにしました。
1 Cursed Totem 出国時は対Deathrite Shamanを主に考えていましたが、対Shopで相手のKuldotha Forgemaster、Arcbound Ravagerなどを台無しにしつつ、Moxからはマナを確保できるというのもあります。
2 Torpor Orb サイドボードから1マナ3/3と、Shatterのどちらを追加されるのが嫌かといえば、やっぱりShatterです。副次的効果として、他にも色々なカードを台無しに出来ます。
1 Spine of Ish Sah これしか、Shopで直接Energy Flux、Dack Fayden、Jを壊せるカードがありません。重いですが、そこは何とか7マナ作って、相手がカウンターを持っていないのを期待します。もちろん、狙える場面であればSmokestackループを狙います。
2 Null Rod Vintageでは大抵のデッキが最低限Moxenは使っているので、なにかは止められます。こちらは、Moxen、Hangarback Walkerしか起動型能力がありません。
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優勝 Oath Kelly Salvagers
Griselbrand+Auriok Salvager-Show and Tell型。Auriok Salvagerを使う利点は、Grafdigger’s Cageの上からOath of Druidsを起動でき、Show and Tellが無くても普通に出せることです。世の中のGrafdigger’s Cageを置いて、Show and Tellを防ぐ対策の上を採用したことが噛み合った結果ですね。

準優勝 Grixis Control
Notion Shiefの入ったごく普通のVault Controlです。ただのVault Controlは、実はWorkshopに対して互角以上に戦えます。Force of Willベースのデッキに対しては、6年前の様にMana DrainしてPlaneswalkerを出すというのに戻っています。Vault Controlが沈んだのはFish、特にGrabrauberですが、いないのであれば選択肢になると思います。
なお、Tinkerから荒廃鋼没収が今のトレンドなので、Tinkerのその先にはSphinx of the Steel Windがいます。Sword to Plowshareにも対策が取れる代わりにダメージレースで負ける可能性のあるInkwell Leviathanとどちらを使うかは、趣味で決めてもよいと思います。

TOP4 Dredge
今回の火力枠はBarbarian Ring、追加のDread Return先はElesh Norn, Grand Cenobiteでした。
それ以外は特に書くことのないごく普通のDredgeでした。

TOP4 Workshop Hangarback
今回のWorkshopの中で勝ち組だったのが、Hangarback Walkerを満載したRavager Shopでした。
Workshopの中で、瞬間打点は最大かつ、Dack FaydenやPulverizeにも限定的ながらも対応できるので、Dredgeの次にゲーム1に強い利点を出せた結果といえます。

TOP8 Mentor UWR
こちらも、対Workshop対策を厚めにとった以外ごく普通のMentorです。

TOP8 Workshop Hangarback
TOP4のバージョンと違い、対OathカードにKarakasを採用しています。これにより、壊されやすいGrafdigger’s Cageを使わないこととしています。

TOP8 UWR Control
Planeswalkerを多数入れたコントロールです。Moat, Supreme Verdictにより相手の打点を
完全に止めてしまえば、突破する手段はありません。見ての通り主力が重いので、何もプレイできなくなるWorkshopに対し、Dack Fayden4枚投入となっています。

TOP8 Delver URW
去年のDelverから、Treasure CruiseをDig through Timeにしただけのようなデッキです。Mentorが流行ると、サイズで負けていて不利だと思っていたのですが、Mentorが一歩遅く、Workshopに間に合わないことがままあるという状況下では、まだまだYoung Pyromancerも選択肢になりえます。
For foreign players, English version will be uploaded around mid-September. Please translate yourself until September.

1 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508261730029106/ 1 Mulilgan
2 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508282338294655/ 
3 dLL http://eroma.diarynote.jp/201508282325315641/
4 pWW http://eroma.diarynote.jp/201508282013283629/ 1 Mulilgan
5 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508262044368268/
6 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508282022514209/
7 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508282037142252/ 2 Mulilgans
8 dWLL http://eroma.diarynote.jp/201508282352241670/ 3 Mulilgans
9 dWW http://eroma.diarynote.jp/201508290000182397/
10 dLWT http://eroma.diarynote.jp/201508282052319399/ 1 Mulilgan

W:勝ち win
L:負け lose
T:分け tie
p:先手 play first
d:後手 draw first

今回のStaxが非常に優秀だったのは、10ラウンドで1回しか先攻を取れていないのにも関わらずゲーム1は9勝1敗にできたことです。WorkshopはDredgeの次にGame1を勝ちやすいデッキだと思いますので、これを計画通り達成できたことが、7-2-1の大きな理由です。

マリガンは合計8回なので、まあよい方でした。合計3マリガンしたラウンド8は落していますので、手札の増えないShopの弱いところが出た結果ともいえるでしょう。
ラウンド9 Reanimte?
G1 後手
Thoughtseizeスタートで、デッキがばれる。次のターンに相手はJace, Vryn’s Prodigyを出す。
正直ただのMerfolk Looterかと思っていたのでしたが、そうでもない模様。
こちらは返しにPhyrexian Revokerでただの0/2に。次にLodestone Golemで1回だけ攻撃。
ラウンド8のようにTimetwisterを撃たれる。しかしながら相手の引きは、土地6、Ancestral Recallから土地3という最低の引きだったそうです。
さっきのTimetwisterのおかえしを、違う対戦相手にした結果となりました。
このひどい引きのせいで相手はBazaar of Baghdadにたどり着いて、引けば完成という状態でしたが、1ターン足りず押し切れました。


SIDE
OUT: 2 Hangarback Walker, 1 Wurmcoil Engine
IN: 2 Null Rod, 1 Cursed Totem

Worldgorger Dragonを見たので、Torpor Orbも考えましたが、さすがに違って7/7飛行はだめでしょう。Ingot Chewerとは訳が違います。

G2
対戦相手トリマリで、戦闘意欲がなくなってしまい投了しました。
コンボなので、引けば2ターンで勝てましたが、T1からLodestone Golemの類が置けたので、まず間違いなく負けていたとは思います。

Worldgorger Dragonの先は、Tasigur, the Golden Fangでした。66兆2000億マナから、全てのカードを手札に戻し、相手のライブラリーが無くなるまでAncestral Recallを撃つそうです。
ラウンド8 UWB Mentor Tinker
G1 後手 私1マリガン、相手2マリガン
T1にSphere of Resistanceを置いてマナを縛り、そのままSmokestackを置くだけのゲームでした。この時点で
相手も、Tundraを使っているということ位しか情報を与えてくれませんでした。

SIDE
OUT: 2 Hanbarback Walker, 1 Trinisphere, 1 Chalice of the Void
IN: 2 Null Rod, 2 Dismember

今のVintageで、Tundraを見たらほぼ9割Monastery Mentorだと思われるので、Sword to Plowsharesに無力の
Hangarback Walkerを外し、除去を投入。

G2 私1マリガン
G1で見ていないSeat of the Synodからのドローを見せて、Artifactが沢山入っているアピール。
これでむしろEnergy Fluxがないという安心と、山勘Null Rodが当たって、引けばワンチャン盤面も逆転できました。
とはいうものの、ドローを大量にされてしまっては逆転の可能性は非常に低く、Monastery Mentorとトークン2体だけで20点失いました。

SIDE
OUT: 2 Dismember
IN: 1 Trinisphere, 1 Chalice of the Void

G3 お互い1マリガン
マリガン後の手札は、Sphere of Resistance、2 Phyrexian Revoker、土地でした。これも
対して強くはないですが、2マリガンしてこれより強いのを期待するのもムリな話ですのでキープ。
Sphere of Resistanceは通り、次のPhyrexian Revokerも通る。ここでまだ戦場には出ていないけれど、
これから出て最もまずそうだと思ったSensei’s Divining Topを先指定。2枚目も重ね張り。
そうしたら返しにTOPしたらしいSol Ring。今日2度目のギャンブルに負けました。
もう2ターンPhyrexian Revokerを我慢するというプレイングも必要かもしれません。

そのまま、ひどい手札をプレゼントされるTimetwisterにまで展開されてしまい、最後は
MentorからかつてのVintage最強フィニッシャーBlightsteel ColossusとMonastery Mentorの両方に同時に敗北条件を満たされて負け。

ここまで6-1と、2012年までならTOP8通過成績でしたが、今年の優勝争いからは脱落しました。
ラウンド2 Terra Nova
G1 後手 お互い7枚
相手はMishra’s WorkshopからSphere of Resistance。返しでMishra’s WorkshopからPhyrexian Revoker(Kuldotha Forgemaster)。
そのまま、Wastelandをされないことを祈りながらターンを返す。されなかったので安心のCrucible of Worldsをおき、そのまま後はStaxのやりたい放題の場へ。ここで相手はMutavaultを出して、Terra Novaだというのもばれる。

SIDE
OUT: 4 Sphere of Resistance, 2 Chalice of the Void, 1 Trinisphere
IN: 1 Phyrexian Revoker, 1 Phyrexian Metamoprh, 2 Torpor Orb, 2 Dismember, 1 Spine of Ish Sah

G2 相手1マリガン
相手は、Ancient Tombスタートで、その後もなかなかマナを伸ばせられない展開でした。こうなってしまうと、先手のいい所が全く出せません。一方こちらは予定通りCrucible of Worldsを出して不毛はめを開始。
これが始まってしまうと、Moxを並べる以外に4マナまでたどり着けなくなります。結局相手は何も抵抗できずに勝利。
ラウンド3 Hanbarback Shop
G1後手 お互い7枚
対戦相手はMishra’s Workshop、Arcbound Ravagerだけのスタート。これに対しBlack Lotus, Tolarian Academy, Lodestone Golemと反撃。Tolarian Academyは即閉鎖。その後こちらはマナが1マナしか伸ばせられず、相手はTriskelionにまでたどり着いてLodestone Golemが死亡。後はやられたい放題でした。
(Tolarian Academyから出さず、Mishra’s Factoryあたりから出せば良かったと思います。
Tolarian Academyから出した理由は、相手にあえてWastelandの択を見せて、Arcbound Ravagerを大きくするためのアーティファクトの展開を防ごうとしたのですが、そんな余計なことは考えずに、こちらのマナの都合だけを考慮した方がよかったです)

SIDE
OUT: 4 Sphere of Resistance, 1 Trinisphere
IN: Phyrexian Revoker, 2 Null Rod, 1 Cursed Totem, 1 Phyrexian Metamorph

G2
初手が
Urborg, Tomb of Yawgmoth, Cursed Totem, Ancient Tomb, Hangarback Walker, Mishra’s Factory, Wurmcoil Engine, Wastelandでした。
マリガンしてもよいとは思いますが、1マッチは落してもTOP8にはいけるのでここを今日のギャンブルとしました。
最低限T1にHangarback Walkerが出て、適当に土地を壊したりして時間稼ぎをしつつ後続を引く前提でキープして、前提を達成できませんでした。
ラウンド10 Oath
後手 こちら1マリガン
G1 いきなり出てくるDack Faydenに対し、Phyrexian Revokerがないので速やかに投了コース。でも、相手の勝ち手段が
よくわからないのでしばらく土地事故(実は、本当に事故っていました)
Griselbrandを捨てて、戦場にForbidden Orchardはあるのですが、メインからThe Tabernacle at Pendrell Valeがあったり、
そもそもDack Faydenがいるので、実はOathに見せかけた謎のコンボじゃないのかという疑惑もありましたが、無事に
Oath of Druidsを確認して投了。結果的にはGriselbrandを見てOathと決め付けた方が時間の節約になっていました。
(時間の節約が勝利になったかはわかりません)

SIDE
OUT: 2 Hangarback Walker, 2 Wurmcoil Engine, 3 Phyrexian Revoker
IN: 4 Grafdigger’s Cage, 1 Spine of Ish Sah, 2 Null Rod

G2 相手2マリガン
相手2マリガンに乗じて攻勢に出たい所でしたが、クリーチャーを軒並み抜いているので打点がなく、相手に再展開する余裕を与えてしまう。
Energy Fluxに対し、Grafdigger’s Cageだけは維持しながら、ラウンド10ゲーム2になって初のSmokestackの生け贄にSpine of Ish Sahをするのに成功。
とはいえ重要アーティファクトの維持に相当Ancient Tombを使ったのでライフは4まで減り、ここで場はGrafdigger’s Cageだけのめくりあいへ。
相手は何回もドローをしての更地なので、さすがにマナがほとんど出せず勝利。

SIDE
OUT: 1 The Tabernacle at Pendrell Vale
IN: 1 Phyrexian Metamorph
G3
開始時店で残り8分。お互い、はめが成功すれば瞬殺できるのですがそうもいかず。それでも、相手はOath of Druidsを出し、こちらはGrafdigger’s Cage+手札にPhyrexian Metamorph。いよいよGrafdigger’s Cageが除去され、Oath of Druidsが起動される。出てきたのは、Griselbrandではなく、Blazing Archonでした。
この時点で追加ターン0で、私の残ライフは18ありましたが、うっかりTime Vaultコンボとかまで入っていると負けるのでものまねして時間切れ。
ラウンド7 Hanbarback Shop
対戦相手のBrian Demarsは
GP優勝
2009 Vintage Champs他Vintage ChampsでTop8あり
今年のTrial優勝(会場に3名くらいしかいないBYE持ち)
と、実績が多いプレイヤーなので、対戦相手の名前を見てこれはFeatureだろうと思っていて、やっぱりFeatureでした。

プレイの進行は動画
G1 後手 相手1マリガン

SIDE
OUT: 4 Chalice of the Void, 4 Sphere of Resistance, 1 Trinisphere
IN: 1 Cursed Totem, 2 Null Rod, 1 Spine of Ish Sah, 2 Dismember, 1 The Tabernacle at Pendrell Vale, 1 Phyrexian Metamorph, 1 Phyrexian Revoker

G2 こちら2マリガン

勝因のうち1割程度は、こちらは、GEN CONでのTrialで優勝しているのを知っていたので相手はHangarback Shopsだろうと推測できたのに対し、相手からは、私のデッキは不明だったということもあるでしょう。知っていればG1のキープ基準が変わっていたかもしれません。

プレイの考察
・T1で、戦場に出ているMoxの枚数が少ないのに、Chalice of the Voidをあのタイミングで置いたのはよかったか?
X=2で置けるタイミングは作れなかったか?
>もちろんあのChalice of the Voidは、相手のArcbound Ravagerのコストを増やさせないためのものです。
とはいえ、コンボでなければ、先攻は大抵初手のMoxを全て戦場に出します。
そのため、Moxの枚数が少ない私のほうが、将来損をする可能性は高いので、T1で急いで出す必要は無く、
その後引いてきたCrucible of Worldsを出した直後でよかったかもしれません。

・もし、Game1で投了されなかったら、どういう展開になっていたか?
>あの時点では、クリーチャーの大きさでは互角~やや不利といった状態でした。攻撃に行かなければまず負けはしない状況ですが、相手の場にはHangarback Walkerがあったので、これが大きくなれば逆転されました。
とはいえ、Chalice of the Voidがあるので、相手はHangarback Walkerを成長させるためには、Mishra’s FactoryかTolarian Academyを引くしかなく、こちらが引いてくればいいカードはSmokestack, The Tabernacle at Pendrell Vale, Wurmcoil Engine, 他ありますので、枚数で負けています。しかも、土地は1回使ったらすぐWastelandの的になるので、連続して引かないといけません。

>あの時点で、いくらHangarback Walkerを大きくしてもMishra’s Factoryで無限ブロックされましたので、勝ち目なしです。
強欲プレイをするのであれば、何か決定的な勝利手段を確認してから投了というのもありですが、
残タイムを優先すればあそこで投了だと思います。

・Crucible of Worldsで出した土地の順番は適切か?
>G1の放送で、Wastelandからではなく、Mishra’s Factoryからというのに多少驚かれていました。
あれは、出したターンは棒立ちになっても、将来の3/3を優先した結果です。
ラウンド6 白単Hate Bear
G1 後手 相手1マリガン
相手の最初の土地がGhost Quarterだったので、同系かと思いましたが、土地エンドなのでそうではない模様。
次のターンもGhost Quarterで、自分の土地を破壊して平地を見つけてきたところでHate Bearと判明。
しっかりKataki, War’s Wageを引かれていて、Phyrexian Revoker以外のアーティファクトを諦めるものの、
その後Crucible of WorldsとThe Tabernacle at Pendell Valeを引いてきて、我慢比べに勝利。
どうやら相手はBudgetの模様です。
SIDE
OUT: 4 Chalice of the Void, 1 Trinisphere
IN: 1 Phyrexian Revoker, 1 The Tabernacle at Pendell Vale, 2 Dismember, 1 Spine of Ish Sah

G2 私2マリガン
2マリガンするも、Budgetの弱いところはマナが伸びないので遅いことです。
そのまま、遅くなっていた所に、The Tabernacle at Pendrell Vale+Crucible of Worlds+Strip Mineが
間に合って勝利。
実はこのゲームでは、終わってから気づいたのですがTorpor Orbを入れて、Leonin Relic-Warderなどを
無力化しないといけませんでした。入れていないのは完全にこれらのカードのことを忘れていたからです。
ラウンド4 Merfolk
G1 先手 お互い7枚
T1のLodestone GolemはForce of Willを持っていました。それでも、加えてWastelandで
Cavern of Soulsを潰した成果もあって、相手の場にはクリーチャーが並ばない。
そのため、Phyrexian Revoker(AEther Vial)2枚と、Mishra’s Factoryで雑ビート開始。そのまま押し切れました。
実際には、Merfolk側もNull Rodを使うことが多いので、Phyrexian RevokerでAEther Vialを指定しても
ほとんど失敗します。Waterfront Bouncerを指定したほうがよいでしょう。指定しなかったのは、
このカードの存在を完璧に忘れていただけです!

SIDE
OUT: 1 Trinisphere, 4 Sphere of Resistance, 2 Chalice of the Void
IN: 1 Phyrexian Metamorph, 2 Dismember, 2 Torpor Orb, 1 The Tabernacle at Pendrell Vale

G2 お互い7枚
Wastelandでマナを潰し、Lodestone Golemでコストを増やしたので、相手はUUにも困る状態へ。
こうなってしまうと、Merfolkのよい所がほとんど無くなる。それでも、なんとか1UUを作って
Wurmcoil Engineをものまねする所まで挽回される。この時点でライフは14対18であるが、
相手の戦闘員はものまね、Merfolk2に対し、こちらはWurmcoil Engine、2 Lodestone Golem、他。
そのまま打点差をつけて勝利。このゲームではForce of Willを撃たれませんでした。
頼みのEnergy Fluxも、Merfolkはマナの伸びが悪いので、出にくいと思われます。
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感想は、艦これの夏イベントが終わるまでお待ちください
もう知っている人もいますけれど、10月から兵庫県民になります。
ラウンド5 Dredge
G1 後手 私は1マリガンでしたが、相手は6マリガンでした。
それでも相手の次のドローがBazaar of Baghdadでしたが、さすがにこれだけ差がついていてはもう挽回できません。

SIDE
OUT: 3 Smokestack, 4 Tangle Wire, 1 Urborg, Tomb of Yawgmoth, 1 Crucible of Worlds
IN: 4 Grafdigger’s Cage, 2 Torpor Orb, 1 Phyrexian Metamorph, 1 Phyrexian Revoker, 1 Tabernacle at Pendrell Vale

G2 お互い7枚
Grafdigger’s CageもTabernacle at Pendrell Valeもありませんが、Unmaskされない限りLodestone Golem+Sphere of Resistancdが
出せるのでキープ。相手の初動はBazaar of Baghdadのみ。(実際にはUnmaskのことは大会中は完全に頭から抜けていて、このゲームの
Dredgeで落ちて思い出しました。)
返しに都合よくGrafdigger’s Cageとはいけませんでしたが、予定通りLodestone Golem+Sphere of Resistanceを出して
相手に何もさせない戦場は達成。後は相手のIchorid/Bloodghast+Zombie Token対こちらの多種作戦。
相手は割合上手くIchorid+Bridge from Belowが落ちるものの、こちらのライフと追加したLodestone Golemを除去することを
優先してIchoridの攻撃を仕掛ける。こちらは、Bridge from Belowの除去を優先してブロック。
3ターンくらいたって、2 Lodestone Golemと4 Bridge from Belowのトレードになりました。
相手のもう一つの目標であったライフを削りきるプランは、Mishra’s Factory+Crucible of Worldsが完成していましたのもあって
残13までにとどまり失敗。結果だけを見れば、相手は攻撃せずにIchoridをコストがなくなるまで出し続けて
Zombie Tokenを作り続けてワンパンKOを狙ったほうが、どうせLodestone Golem等のせいでDread Returnを使えない分
よかったと思われます。この場合の裏目は、The Tabernacle at Pendrell Valeですが、今回は引いていません。
(相手は、The Tabernacle at Pendrell Valeを考慮して、攻撃をしかけたのかもしれません)
その後Wurmcoil Engineを引いて、残ライフも万全になり勝利。
ラウンド1 SnT Oath
G1 後手 お互い1マリガン
ターン1に早々とOath of Druidsが置かれて、デッキがばれる。これでCavern of SoulsからのLodestone Golemプランは崩壊。
それでも、Chalice of the VoidとSphere of Resistanceで展開を遅くして、お互いに決め手に欠ける展開へ。
その後相手はYawgmoth’s Willも動員してドロー等を行いShow and Tellへ。
ここで手札で出せずにいたLodestone Golemを出し、すでに
戦場にあるSphere of Resistanceと合わせて相手のマナを縛りに行くプランもありましたが、Griselbrandから
7ドローされて、Forbidden Orchardに繋げられると何をされるかわからないし、残りの手札が
Cavern of Souls経由で、打ち消せないPhyrexian Metamoprhだったので、こちらは土地を出す。
(よく考えると、Show and Tellの時点でGriselbrandが出ると100%決めていて、全くOmniscienceをケアしていないプレイングでした。
残りの出せるマナは確か2あったので、仮にLodestone Golemでも、最速Emrakul, the Aeons Tornは可能でしたし、
それ以外では負けない状況ではありました。もしOath of Druidsがなけれが、ここは絶対にLodestone Golemですが、
土地にしたのは、Oath of Druidsがあったために、無意識下でCreatureを出してはいけないというのがあったのだと思います。)
相手は、残りマナが2くらいだったので、7ドローせずエンド。返しですぐGriselbrandをものまねし7ドロー。こうなれば
逆に多くのLodestone Golemを並べて押し切るほうが得なので、引いてきたLodestone Golemも合わせてキャスト。
(この時点、というよりも帰国するまでDragonlord DromokaがOathに入る可能性がある、というのは全く考慮していません。
最も、知っていてもこの盤面でEmrakul, the Aeons Tornの方が出てきて問題ですし、何よりどちらが出てもTangle Wireや
追加のPhyrexian Metamorphで全て対応可能ではありました。)
相手の返しのターンで、Oath of Druidsは起動せずでしたで、どうやらCreatureはGriselbrandだけのようでした。
そのまま17対7の打点差で勝利。

SIDE
OUT: 3 Phyrexian Revoker, 2 Hangarback Walker, 2 Wurmcoil Engine
IN: 4 Grafdigger’s Cage, 1 Phyrexian Metamorph, 1 Spine of Ish Sah, 1 Cursed Totem

G2 相手1マリガン
ターン1に、Black Lotus経由でしっかりForbidden Orchard+Oath of Druidsが置かれるも、それでターン終了。
返しにGrafdigger’s Cageを置く。次のターンに相手は何もできず。こちらはSphere of Resistanceを置く。
このSphere of Resistanceは、こちらのマナが厳しい状況(Wasteland、Urborgだけ)で、手札にLodestone Golemもいたので
出さなければ、Ancient Tombの引きでもよく受け入れが広いので悩んだところでしたが、ここは相手が何もできなくなる方を
優先しました。それでも1マナであれば20枚受入がありますので、次に引くことができ、Sphere of Reisitanceの重ね張りも成功。
相手は不運にもマナが伸びず、これでGrafdigger’s Cageを壊すマナもなくなる。そのままマナを伸ばさせず、最後はLodestone Golemまでたどり着いて勝利。
使ったデッキは
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/vintagechamp15/top-32-decklists-2015-08-23
の26位

使った・使わなかった理由は後で追記
帰国しました 本戦の速報は
OOXOOOOXOTの7-2-1、26位でした。 レポートはこれから書くのでまずはこの報告を
http://www.twitch.tv/cardtitan/v/12371480

の、7:28:30~からのRound 7 Feature Matchでの
7:33ごろからの「deck designer : "Japan Stack Association" 」他気合みなぎる煙突 これが日本煙突協会の究極やる気Destructionです!

ありがとう
日本煙突協会
グレートウォール東関東
プレイ会などに参加して頂けましたみなさま


明日の夕方の飛行機で2009年以来7度目のVintage Champsへ行ってきます。

ありがとう
大量の調整にお付き合いいただきましたVintageプレイヤーの皆様
Vintage大会を運営するスタッフ・ジャッジの皆様
労働基準法を十分に理解しているよい職場

旅程
20日
16時頃 成田を離陸
(以降米国時間)
15時頃 入国して待機4(時間) 乗り継ぎの飛行機はrjじゃないので、それなりに飛行してくれるはず 遅延・欠航しやがっても、余裕時間は一応24hあります。
24時頃 フィラデルフィア着

21日
エントリーと、VIPグッズの受け取り
プレイヤーがいれば、Vintageの8人大会?

22日 Legacyでうっかり8-0とかしない限りVintage Trial

23日 9時 Vintage Champs

24日 9時すぎに帰国開始 シカゴ経由で、滞在時間が1hない過密なもの まあ遅れてもお土産を買えないだけの見込み

(ここから日本時間)
25日夕方 帰国
お付き合いして頂けました皆様ありがとうございました。

非常に基本的なことからのおぼえがき

Staxべからず集
1.公開情報だけでわかる明らかなミスをしない

2.慌てて仕掛けない

3.みだりに煙突を上げて、Crucible of Worldを失わない

4.みだりにSphere of Resistanceを唱えない

5.先手第六感Phyrexian Revokerをキープしない

6.使いきれるマナは原則として残さない

Staxべき集
1.1枚もアクションが取れない先手はマリガンする

2.Ancient Tombしかマナがない初手はマリガンする

3.マナを破壊される可能性がある場合は、先にマナを使い切ってから攻撃する

4.Mishra’s Workshopの囮を壊させたくなる戦場にする

5.Crucible of Worldsのミラーになった場合は、可能か限り相手に4マナ以上を出させない

6.Hangarback Walkerは3/3以上になってから攻撃するほうが得に見える


・Eternal WeekendのVIPプレイマットがファンには申し訳ないですけれど私には悪いデザインだったので、希望者がいましたらぜひ放出させてください。
・VIP含めプレイマットの放出先募集中 参加条件はhttp://eroma.diarynote.jp/201506122123488279/ より

希望者は以下の最低価格以上で、何ドルで購入するかをメールかコメントで注文してください。希望購入金額が高い順に入手できた分を放出します。
・Tolarian Academyプレイマット 50ドル/枚
・Deathrite Shamanプレイマット 50ドル/枚
・(追記)VIPプレイマット 25ドル/枚
・バインダー 15ドル/冊

注文、金額の変更、キャンセルの締め切りはいずれも日本時間の8月16日が終わるまでとします。
トークンは、高額参加者にプレゼントします。
郵送希望の場合の送料は宅急便の実費とします。

金額は、アメリカドルで記載ください。円との換算レートは、8/20(木)に成田空港で両替したレートとします。 宅配便は、円のみ受け付けます。

メールの場合は、タイトルをいつもの「さすがダークスティールだなんともないぜ」にしてwdf@jcom.home.ne.jp へ




修正1 15(土)の会場変更
場所 ENNDAL GAMES
日時 12(水)~15(土)14(金)
時間
・12日、18日:14時すぎ~18時くらいまで
・13、14日:14時すぎ~20時くらいまで
・15日:14時すぎ~19時くらいまで
(12~14日は、15時くらいまでに誰も来なかった場合は打ち切りになるかもしれません)

場所 東京MTG
日時 15(土)
時間 13時くらい~19時くらいまで

フォーマット:Vintage フリプ会なので途中参加途中抜けプロキシーはもちろん自由

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